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佐々木希がついに沈黙を破る「未だに許していない」夫・渡部建への思いと離婚しない理由

沈黙を破った佐々木希、衝撃の「許していない」発言

2020年、日本中を騒然とさせた渡部建さん（アンジャッシュ）の不倫スキャンダル。その渦中にいた妻で女優の佐々木希さんが、5年の沈黙を破り、テレビ番組で初めて胸の内を明かしました。

番組の中で彼女は涙ながらに「未だに許していない」と語り、視聴者に大きな衝撃と共感を与えました。この発言は、怒りの表明というよりも、消えることのない心の痛みと苦悩を表すものだったのです。

番組内で司会の東野幸治さんに「もちろんあいつが悪いことなんやけど」と振られると、佐々木さんは「絶対に悪い」と即答。夫婦関係については「経過観察中」と表現しました。

これは単なる現状の説明ではなく、決して許してはいないけれど、関係を断ち切ることもせずに「夫の行動を見極めている」という、静かで強い覚悟の表れといえるでしょう。

番組では、当時彼女を支えた女優・木村佳乃さんがVTR出演。「彼女は強かったです」と語ったその言葉に、佐々木さんは思わず涙を流しました。

世間には見せなかったその涙は、ひとりで抱えてきた苦悩の大きさを物語っていました。

多くの人が抱く疑問、それは「なぜあれほどの裏切りを受けながら離婚しなかったのか」という点です。考えられる理由は複数あります。

2018年に長男、2023年には第二子が誕生しています。佐々木さん自身が父親を早くに亡くしているため、自分の判断で子どもたちから「父親」という存在を奪うことへの抵抗感があったと考えられます。

約4億円のマンションを一括購入するなど、佐々木さんは経済的に完全自立しています。離婚を避けた理由は、お金ではなく「夫婦として積み重ねてきた時間と絆」が大きかったのでしょう。

騒動直後、夫の携帯を調べて不倫相手に自ら連絡し、直接問い詰めたという報道もあります。このエピソードからは悲劇のヒロインではなく、自らの意思で困難に立ち向かう強い女性像が浮かび上がります。

佐々木希さんは“秋田が生んだ絶世の美女”と称され、「世界で最も美しい顔100人」にも選ばれるなど、その美貌に注目が集まりがちです。しかし、彼女の真の魅力はその内面にこそあるのではないでしょうか。

意外な過去として知られる元ヤンキー伝説、そして父親を事故で亡くし複雑な家庭環境で育った背景。こうした経験こそが、今のどんな困難にも折れない強さを支えているのです。

渡部さんは2020年のスキャンダル以降、すべての番組を降板。2022年に活動を再開したものの、依然としてテレビ出演は限定的で、芸能界での信頼回復には時間がかかっています。

一方、佐々木さんはドラマ、CM、映画、子ども向け報道番組にレギュラー出演するなど、まさに“八面六臂”の活躍ぶりを見せています。

佐々木希さんが語った「経過観察中」という言葉。それは一時の感情に流されず、冷静に未来を見据えている証とも言えます。

もしかしたら、いつか関係に「終わり」の決断を下す日が来るのかもしれません。しかし、それまでは家族としての在り方を模索しながら歩み続ける覚悟なのでしょう。

今回の告白は、佐々木希さんがいかに傷つき、いかに強くあろうと努力してきたかを浮き彫りにしました。彼女のように、外から見えるものだけでは測れない人間としての深みに、世間は今改めて魅了されているのです。

彼女の“経過観察”の行方に、今後も多くの人々が注目を寄せ続けることでしょう。