TOKIO解散のきっかけ──国分太一さんのコンプライアンス違反

2025年6月20日、日本テレビはTOKIOのメンバー国分太一さんが過去に複数のコンプライアンス違反行為を行っていたことを明らかにしました。
同時に、人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』からの降板と、本人の無期限活動休止が発表され、ネット上では大きな波紋を呼びました。

具体的な違反内容は伏せられたものの、一部メディアでは「スタッフに対する不適切なLINE送信」が問題視されたと報じられています。

わずか5日後、TOKIOの解散が公式発表

ファンにとって更なる衝撃となったのが、6月25日のTOKIO解散発表です。株式会社TOKIOの公式サイトで突如発表されたその内容に、SNSは騒然。
「何が起きているのか」「なぜこのタイミングで」といった困惑の声が多く寄せられました。

そんな中、6月27日にはTOKIO副社長の松岡昌宏さんが、グループを代表して記者会見に臨みました。

松岡昌宏の記者会見──“福島への謝罪”が最初の言葉だった

松岡さんが会見の第一声で述べたのは、「福島の皆さんに申し訳ない」という謝罪の言葉でした。

TOKIOは『ザ!鉄腕!DASH!!』を通して、福島県の復興支援を長年にわたり継続してきました。彼らにとって福島は単なるロケ地ではなく、
心を寄せる大切な場所。だからこそ、まず最初に福島への謝罪を口にしたのです。

「またTOKIOか」という声に限界を感じた

松岡さんは、過去の脱退や不祥事を踏まえ、「世間から『またTOKIOか』と言われることが、苦しかった」と語りました。
解散は国分さん一人の責任ではなく、長年重なってきた出来事の蓄積が理由であり、もはや信頼を回復できないと判断した末の結論だったのです。

結成時の“覚悟”が導いた解散という決断

株式会社TOKIOの設立時、メンバー間では「次に一人でも欠けたら、終わりにしよう」という約束が交わされていたと松岡さんは明かしました。
それは感情ではなく、あらかじめ決めていたルール。この解散は、信念と覚悟を守るための行動だったのです。

国分太一との縁は「切れない」──人間関係のけじめ

国分さんとの関係について記者に問われた松岡さんは、「縁が切れたら、ぶっ飛ばせないでしょ」と語りました。
この一言に、プロとしてのけじめと、仲間としての絆を両立させる難しさと優しさが込められていました。

会見後の評価と、国分さんへの批判

松岡さんの会見は、「誠実」「堂々としている」「逃げていない」といった高評価が相次ぎました。
しかしその一方で、当事者である国分さんが表に出てこないことに対して、「説明責任を果たしていない」とする声もあります。

まとめ：TOKIO解散は終わりではなく、ひとつの“形”

TOKIOというグループは解散しましたが、その生き様は今も多くの人の胸に残り続けています。
松岡昌宏さんが見せた「最後の男気」は、芸能界という枠を超えて、人としてどうあるべきかを教えてくれました。

今後、TOKIOのメンバーがそれぞれの道で再び輝くことを願い、私たちも新たな一歩を見届けたいと思います。